全国的に転職する弁護士の方が増加しており、その傾向は関西でも変わりません。
本記事では、関西で転職をお考えの弁護士にオススメの転職エージェントを検討します!
弁護士と転職エージェント
弁護士が頼れる転職エージェントとしては、次のような会社が挙げられます。
転職エージェント1)リーガルジョブボード
株式会社WILLCOが運営しているサービスです。
弁護士の方は、リーガルジョブボードを利用し、ビズリーチで話題になった「ダイレクトリクルーティング」と「エージェントサービス」を利用できます。
特にダイレクトリクルーティングは、弁護士を探している事務所や企業にとって低コストな採用手法になることから、 求人広告を普段あまり出すことのない事務所や企業の求人も発見できる可能性があります。
他方、エージェントサービスでは、弁護士の方にとっても自分では切り出しにくい側面もある給与交渉や休日交渉を代理で行ってもらうことができるメリットがあります。
転職エージェント2)MS-Agent
1990年設立の株式会社MS-Japan(エムエス ジャパン)が運営するサービスです。
弁護士の方も一度は聞いたことのあるサービス名ではないでしょうか。
楽天インサイトの実施した「人材紹介企業のブランドに関する調査」(2019年)において、登録率/転職相談率ともに1位を獲得した信頼できるサービスです。
企業や事務所に対して採用のコンサルティングも実施している会社であるため、転職の際の面談等の対策に関しても頼りにできます。
転職エージェント3)弁護士ドットコムキャリア
弁護士ドットコムキャリアは、言わずと知れた弁護士ドットコムが運営するサービスです。登録弁護士数が20,000人を超える弁護士ドットコムを運営してきた経験から、多くの法律事務所と繋がりがあるため、その繋がりを活かしたアドバイスを受けることができます。
求人票からだけでは分からない社風や特徴なども紹介してもらえる点が特徴です。
転職エージェント4)no-limit(ノーリミット)
弁護士業界で集客サービスを運営していた株式会社trientが運営するサービスです。
弁護士専門の総合転職支援サービスになります。
キャリアアドバイザーは全員が弁護士業界出身のエージェントになるという点も、弁護士が頼りにできるポイントです。
関西の弁護士の転職事情
弁護士が転職しようとする場合、上記のような転職エージェントの利用が考えられます。
では、特に関西で転職したいと考えている弁護士にとっての最適の転職エージェントサービスは何になるのでしょうか。
各転職エージェントが公開している関西の弁護士の求人案件の数は、本記事執筆当時、次の通りでした。
リーガルジョブボード | 29件 |
MS-Agent | 61件 |
弁護士ドットコムキャリア | 30件 |
no-limit | 不明 |
たとえば、次のような案件が見られました。
・一部上場製薬企業の法務求人/想定年収上限1000万円 | MS-Agent |
・IPO準備中/急成長中の企業での法務総務(係長)求人 | MS-Agent |
・経験弁護士 個人受任可/年収〜1000万円 | 弁護士ドットコムキャリア |
・民事系事務所・渉外系事務所/年収〜1000万円程度 | 弁護士ドットコムキャリア |
MS-Agentはインハウス案件に強く、弁護士ドットコムキャリアは企業法務/一般民事案件を問わず法律事務所案件に強いという傾向があるかもしれません。
関西でオススメの弁護士転職エージェント
上記の通り、関西の求人数を最も多く掲載しているのはMS-Agentになります。
インハウス案件も多いことから、関西でインハウスへの転職を希望される弁護士の方は、MS-Agentへの登録がオススメです。
他方で、弁護士ドットコムキャリアは弁護士の転職に特化していることもあり、弁護士の転職に非常に詳しいことから、MS-Agentと並んで弁護士ドットコムキャリアにも登録するのもオススメです。
弁護士ドットコムについては、次のようなコメントもありますね。
法務求人情報をたくさん見ていると日系企業の給料は外資系企業よりかなり安いという傾向が見て取れます。
— にゃんがー@外資弁護士サラリーマン (@Nyanger_b) March 25, 2021
日系企業の法務求人情報で年収2000万円以上の案件を紹介してくれたのはこれまでのところ以下2社です。
①弁護士ドットコムキャリア
②JACリクルートメント
弁護士の…https://t.co/DoeUN8iiA2
なお、リーガルジョブボードにはダイレクトリクルーティングサービスもあることから、こちらも併せて登録しておくことも考えられます。
最後に
本記事では、関西での転職を考えられている弁護士の方にオススメの転職エージェントを紹介してきました。
本記事が、関西での転職を考えられている弁護士の参考になることを願っています。